近所づきあい

−留守がちで迷惑をかけているお隣へのお礼は?
●頻繁にお世話になっているなら三回に一度お礼を
   留守中に配達物が届けられた場合,隣の人に預かってもらうというケースがよくあります。預かるほうは「まだ帰ってないのかしら」とたえず隣の家の様子をうかがわなければならず気苦労が多いもの。それなのに,こうした精神的な負担に気づかず,荷物を届けてくださっても「どうもすみません」と当然のことのように受け取っているようではトラブルの原因になっても仕方ありません。まして,留守がちでたびたび預かってもらっているなら,きちんと感謝の気持ちを表すことが必要です。配達物の中身が地方の産物などおすそ分けできるものなら,それを持参するのがマナー。ただ,荷物を預かってもらうたびにおすそ分けをしては,受け取るほうも気兼ねしてしまいます。頻繁に預かってもらっているのなら,三〜四回に一度くらい「いつもお世話になって」と持参し,中元・歳暮の折にも感謝の気持ちを。

−長期間,家を留守にするときはどうすればいい?
●新聞や郵便物について事前に手配しておく
   旅行などで,長期間,家を留守にするときには,郵便物を局止めにするように手続きをしておきます。また,新聞が郵便受けにたくさんたまっているのはとても見苦しいものですし,防犯の面からいっても物騒なことですから,事前に新聞の販売店に連絡して配達を止めてもらうようにしましょう。配達物は,マンションに住んでいるのなら管理人さんに受け取ってもらえるよう頼んでおけばいいでしょう。
●配達物についての約束事を決めておく
   配達物がナマモノだった場合は,預かったほうも対処に困ってしまいます。こんな場合にどうすればいいかを事前に決めておくようにしましょう。
   近隣に仲のいい方や管理人さんがいらっしゃるのなら,「もしも,ナマモノなどの食べ物が届いたときには,遠慮なく包みを開けて食べてください。どこから何をいただいたかだけ控えておいていただけますか」と頼んでおくといいでしょう。
●近隣の方にも不在期間を報告しておく
   近隣の方へ報告もせず長いあいだ家をあげていると,電気がついていない,郵便物や新聞がたまっているなどの状況から,不審を抱かせてしまうことになります。不在期間と緊急時の連絡先程度は知らせておきましょう。時折,電話などで様子を尋ねるのもいいでしょう。

−旅行中の留守をお願いした場合のお礼は?
●感謝の気持ちを旅行先のおみやげに託す
  たとえ一日や三日であったとしても,家を留守にしていると,何らかのかたちで誰かのお世話になっているものです。予期しない配達物を預かってもらったり,自治会からの連絡事項の伝達を代行してもらうことがあったかもしれません。「留守をしますので,どうぞよろしく」とお願いして出ていったのならなおさらのこと,帰宅後すぐにお礼に伺いましょう。たとえ旅行で疲れていたとしても,それが非常識な時間帯でない限り,その日のうちに出掛けるようにします。
   お礼心を届けるなら,旅行先のおみやげを差し上げるのがいいでしょう。けれども,いちばん大切なのは感謝の気持ちです。「留守のあいだご面倒をおかけしました。ありがとうございました」と精神的な負担をねぎらいましょう。