−当日,挙式開始までにしておくことは?
●花嫁は二時間前には式場入りを
新婦は約二時間前までに,新郎は一時間前には式場に着くように余裕を持って家を出るようにします。
朝起きたら,さっとシャワーを浴び,朝食はしっかりいただきます。披露宴では,衣装が窮屈だったり緊張したりで何も食べられないこともありますし,おなかがすくと気分が悪くなることもありますから,朝食はきちんといただくこと。ただし,水分はひかえめに。また,一ロ大のおにぎりやサンドイッチ,チョコレートなど,控室でつまめるようなものを持参するとよいでしょう。
新婦は式場に着いたらすぐ美容室に入るので,お化粧は薄めにしておきます。身支度を整えたら,家を出る前
に家族に感謝のあいさつをしましょう。そしてもう一度持っていくもののチェックを。
新婚旅行にそのまま出かける人は,海外旅行の場合なら空港までスーツケースを運んでくれる手荷物宅配サービスに前もって頼んでおくと便利です。貴重品を入れた機内持ち込み用バッグは手もとにおき,式場に着いたらフロントなどに預けます。
また新婦は,着付け中は用事があっても動けないので,母か姉妹,親しい友人に付き添ってもらうと安心です。
−控室での心得は?
●媒酌人,親戚にあいさつを
着付けが終わり,身支度が整えば,新郎新婦はそれぞれの控室に入り,式が始まるのを待ちます。
媒酌人夫妻にはお礼とともに,「本日はどうぞよろしくお願いします」と改めてあいさつをします。式に参列してくれる親族にも「お忙しい中,ありがとうございます」とお礼を述べましょう。
●祝電の整理も忘れずに
式の進行について係から説明があるので,わからない点は確認しておくこと。披露宴の列席者に変更がないかなどの確認もしておきましょう。また,祝電に目を通しておきます。披露宴の中で紹介してもらいたいものを選
び,その順序を決めて司会者に渡します。発信人の肩書,自分たちとの関係をメモしておくとよいでしょう。
●祝福は座ったまま受けてもOK
控室では,新郎新婦はあまり動かないようにし,用事は周囲の人に代行してもらいます。新婦は祝福のあいさ
つを座ったまま受けてもかまいません。目線をやや下に向け,おじぎをするときは腰から上半身を軽く前に倒し,
首だけが曲がらないようにします。なお,洋装ならブーケを,和装なら扇子を手にすることを忘れずに。